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 前回の日記でファウンテインズのクリスについてだらだらと書きましたが、そんなクリスの心情が見事に表されているのが、メキシカン・ワインの冒頭の歌詞でして、これを書こうと思っておったのに、見事に忘れておりました。まあ興味ない人が超大半でしょうが。。

 カート・コバーンもサードの冒頭に心情の全てを載せました。"teenage angst has paid off well. Now i'm bored and old" 「十代の怒りが有効に働いてくれた。そして今俺は退屈で老いた気分だ」、と。それと重ねるのはあまりに規模が違いすぎますが、まあ僕としては似たようなものです。実際ニルヴァーナよりも長くファウンテインズを聴いてるし。

 "He was killed by a cellular phone explosion
They scattered his ashes across the ocean
The water was used to make baby lotion
The wheels of promotion were set into motion

But the sun still shines in the summertime
I'll be yours if you'll be mine
I tried to change but I changed my mind
Think I'll have another glass of Mexican wine"

 「彼は携帯電話の爆発によって殺されてしまった
 彼の遺灰は海に撒かれ
 その海水はベビー・ローションを作るのに使われた
 商業主義の歯車が回り始めた

 でも、夏には太陽が輝くんだ
 君が僕のものになってくれるなら、僕は君のものになるよ
 僕自身変わろうとしたんだ。でも、気が変わったんだ。
 メキシカン・ワインをもう一杯もらおうかな」 


 訳の4行目はかなりストレート。そして最初の3行はかなり暗喩的。
 ファーストはそこそこ売れ、期待もあった中で、本人たちも自信を持って送り出したセカンド(このアルバムを自信を持たずに出すアーティストがどこにいるのだ)が、商業的に失敗。
 ファーストが96年、セカンドが99年、思い返してみても、この時期に携帯が急速に広まったと記憶しているので、セカンドが売れない理由を携帯の普及と重ねたのだろう(もちろん本気ではないだろうが)。そしてサードでのヴァージンという大レーベルとの契約を「商業主義の歯車が回り始めた」としているのだろう。
 5、6行目は「受け入れてくれるなら頑張るんだけど」、という受け入れられること(クリスが思うような形で)への深い絶望と、夏のあの感じに対する淡い期待、が感じられ、7、8行目は「努力はしたけど(ここはさらに良い曲を書こうとする努力か、と思われる)、まあ気が変わった。酔って全て忘れて、流れのままに流されよう」 といった感じが読み取れる。そしてその流された結果、4枚目ではほとんどクリスは曲を書いてない、という悲しい結末に・・・

 そういった気分でメキシカン・ワインのPVを見ると、やけに悲しい。上記の歌詞が終わった途端に海上の豪華クルーザーの船上パーティーに場面は変わり、スーパー下品なバカ騒ぎの中、それを無視し続け、最高のポップソングを歌い続けるクリス。

 こんなことをつらつらと書き連ねるのは、20代最後の年が始まったことと何か関係しているのか。ラスト・イヤー・オブ・イノセンス。的な、ね。










Mexican wine / Fountains of wayne
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by swtgrlstrvllngbd | 2008-08-28 02:37
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+++ BGM in my room... +++
fountains of wayne / fountains of wayne (1996)

 ファウンテインズかボッサ・ノーヴァを交互に聴き続ける毎日(ファウンテインズはファースト、セカンド+メキシカン・ワイン)。ファウンテインズのセカンドは聴いた瞬間地面に寝転びたくなるほどの激名曲が数曲存在するわけですが、このファーストはそこまでの名曲は存在しないにしろ、捨て曲ナシの良曲がアルバム全編に渡っているわけで、このアルバムはアメリカン・パワーポップの永久欠番でしょう。ってかね、この涼しくなった夏の終りのある種の気分を、クリスの声と曲に全て預けて「もう好きにしてくれ」と、絶大なる彼の「信頼できる感」を味わっておるわけです。
 まあ今日はファウンテインズの全アルバムを持って車に乗り込んだわけですが、3、4枚目聴けないわ、やっぱ(メキシカン・ワインは激名曲)。4枚目にいたっては、もう泣いてしまうね。ファースト、セカンドのイノセンスはどこに消え失せた!?クリスはどんな気分でこのアルバムを完成させたのだろうと思うと、胸が痛みます。まあセカンドがアメリカで売れなくて、契約が無くなって、ていうのがあったから、新しいレコード会社の要求というのがあって、そこでアダムが「ヘイヘイ」と引き受けて・・・"stacy's mom"でいかにもなpvが受けたのかヒットして、その流れでファウンテインズのイメージが出来て、ていう様が想像できるから、余計胸が痛む。。。ああ、クリス・・・。まあ確かにセカンドの良さってのは、そんな「PV一発!」って感じではわかりにくいけど、だからこそ、さ・・っていう感情は音楽ファンなら誰もがお持ちだと思いますがね。

 という感情はファーストを聴きながらぶっ飛ばしつつ、ですね、夏講終り間近ですがね、しんどい。授業フルであるし、週6開けてるし(だって授業消化しきれんから・・・)、頭痛もひどいし、でなかなか夏の想い出をブログに綴れないのが残念ですが、生粋の面倒がりには、少々しんどい・・・
 ムロのオモロー顔の写真とかあるんで載せたいんですがね。さて、いつ余裕が出るんでしょ?そのときまでシーユー。
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by swtgrlstrvllngbd | 2008-08-25 01:32