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Spangle call Lilli line / since


 最近新聞やニュースで「いじめ」ホントに多い。まあずっと行われてきていることで、いまちょうどその部分に陽が当たって溶けやすくなっていて、表層に出て来易くなっているだけのことだろうと思うけど。
 A新聞の一面に大きく自殺した13歳の男子の遺書が載せられていた。短い文ではあるが消え行く命のその先っぽで、搾り出した言葉は「こんな息子でごめんなさい」だ。
 彼は上級生に優しくしてもらったことが嬉しくて、人に優しくすることを心がけていた。小5、6の時はいじめられていた生徒に声をかけ、下校を共にしていた。優しい男の子。

 悪が勝つ。悪が勝つ。

 友人の落ちた消しゴムを彼が拾うと、担任は「偽善者にもなれない偽善者」と言ったらしい。こいつはどうしようもないクズであり、世界の端っこにもどうしたって引っ掛からないようなゴミである。
 理由は分かるさ。いじめられてる奴を非難して、多数派、権威派を味方に付けて、クラス運営を円滑にしようとしたんだろう。だからクズだって言ってんだ。効率主義で官僚主義の、まるでどっかの人種の典型だぜ。

 今仕事柄、重松清の本なんかも読んでんだけど、今のいじめはゲーム感覚。何かのちょっとした拍子に「ハブられ役」に決定。その後はひたすら続く無視と罵倒。そして次の適した「ハブられ役」が現れれば、その人は「ハブられ役」を抜けられるという、そんな仕組み。
 僕のクラスでもある生徒が夏期講習で友人を連れてきた。その子は結局入会にはならなかったのだけど、先週その生徒が「あいつ今ヤバイよ。ハブ。今日もちょっとバトってきたし」、と。つまりもう友達ではないと。
 衝撃である。夏は仲良くやっていたのだ。人間関係の希薄さがこれでもかと伺える。メールやインターネットで気軽に人と知り合い、実際うちの塾でも近隣の中学校同士とかで、顔も知らないけど「○○ちゃんの友達」つながりとかなんとかでメールとかしてるらしい。そういった希薄さ。いつだってゼロに持っていける。このマテリアル社会にあって、用の無い人間はさぞかし邪魔なのであろう。
 しかし「そういう関係性が現代の関係性である」である、と片付けることは出来ない。人が死んでいるのだ。根っこのとこでは何も変わらないのに、金儲けに生み出された便利なツールどもが、か弱く、敏感で、影響の受けやすい子供たちをこれでもかと蝕む。親たちは「与えておけば文句は言わない」とばかりに次々と与える。そして持っていなければ子供は子供たちの輪に入れない。悪循環。企業さん、思い通りですね。あなたは儲かりますが子供は苦しんでいます。

 ソフト○○ク、通話、メール無料・・・。まじで死んでいいし。

 こんな風に大して役にも立たないが、悪の影響だけはたっぷりと孕んだ輩が周りに溢れていて四面楚歌状態。親がこれまでにも増してしっかりと取捨選択を行っていかないと子供は苦しむだけ。社会は飽和状態であり、もっと「悪」なものを提供してくるだろうから、環境面以外では良いことは期待できない。だから「社会のせいだ」と主張するのは何の効果も無い。それで動く企業様ではないのだ。政府が味方だからね「あなた様はしかと金を儲けていてください」。学校ね・・、多分ここ数年の廃退っぷりに政府もアクションを起こしてるし、そういうニュースに奮起する若者が情熱を持って先生になるかもしれない。でも時間がかかるのかな。だから家庭で取捨選択を適切に行っていくしかないのかも。

 もちろん全てとは言わないが前の世代の倫理観がダメだったことは今の学校を見てたら分かる。さてこれからは僕らが親の世代になるのである。

*   *   *

 ↑のアルバムはスパングルのベスト。1stしか持っていなかった僕は試聴を開始し、まったくもってヤラれてしまいました。やっぱこの音質たまりません。一曲CMで使われた妙に気持ち悪いシティポップが入っていますが、それ以外は凄い。ヨラテンゴの"cherry chapstick"ばりのシューゲイジー・ポップも入ってるし。
 まあでもスパングルの醍醐味は、あの温度を感じさせない、かつ壮麗なギターのアルペジオの音でしょうかね。あれが続いているだけでぶっ飛べます。あと声も好き。歌詞はまったくもって意味がわからん。ってか意味なし。ムカつくほどに。いっしょに歌ってると、それらの歌詞が感情の介入をこれでもかと阻む。つまりは「声」は「音」でしかない。要するに彼らはインスト・バンドなのだ。「E」って曲、サイコー。
 一時期スパングル1stの影響で曲を作っていたっけ。当時「ポストロック」的なるものを好きで聴いてはいたんだけど、スパングルを聴いてやっと血とか肉になったというか。負けん気が起こったというか。「日本人でこんなんやってるよー」的な。
 1stの一曲目をベストの一曲目にしてるのが素晴らしい。あれ以外のオープニングはないよね。
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by swtgrlstrvllngbd | 2006-10-30 15:18
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owen / at home with owen

 先週の日曜日は我が盟友、しょっきーくんの結婚式でありました。デジカメを忘れたので、画像は今のとこ無いのですが(誰か送って~)、ゲットし次第アプろうかと思っております。

 大変二人らしい結婚式で、これが最後の最後まで、というか、いや、正直この式の時ばかりは彼もがんばるというか、一皮剥けた感じでいくのかと思いきや、ですね、平熱のベーシストは相変わらずで、最近「なんか一皮剥けんといかんよなー」と不安がっている私に、ものすごい安心感を与えたわけでして(ダメ?)、かと思えば外での結婚式の最中に、10月後半だというのに蝉が鳴くという、どう考えても聞き間違いか、教会側のテープセレクト・ミスだと思いきや、どう聞いてもモノホンという奇跡でミラクルな事件があるも、式中により何気に皆さんスルーですが、披露宴や2次会でその事実は確定されたわけでして、渦中のしょくだくんとは、ゲームやらビリヤードやらショッピングやらライブやらゲームやらビリヤードやらなんだかんだで一緒にいた時間が半端なく長かった友人&バンドメンバーだったんですが、そうやって長い時間一緒にいた末に音楽の趣味が全く同じになるという、世にも奇妙な、珍しい現象も起きてですね、僕は漫画を読まないので、彼のあの漫画趣味は理解できませんがね、いやあ感慨深くてですね、僕も結婚したくなりましたよ。

 2次会とか3次会とかの様子は画像届いてからがよろしいかなと思いますので誰か送って。
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by swtgrlstrvllngbd | 2006-10-27 02:26
 新しい総理様の望むところの「右傾化」が危ぶまれます。ここ4,5年の日本の音楽シーンを見渡しても分かることだけど、ホントに急速に右に進んだ。そんな流れがあべちゃんを総理に仕立て上げたのでしょう。

 こないだの新聞には「企業の減税」だと。んで今日のニュースは狂った政治家たちが、核について狂い切ったことを抜かしてた。つまり「保有の可能性」をほのめかしたのだ。きてます、あの人が総理になって危惧していたことが、こんなにも早々と。つまり貧富の差の拡大と右傾化。もうホントに、ジャストに、ここ数日で「バン・バン」と来ました、立て続けに。ブッシュだよ、こりゃ。ブッシュ政権っすよ。

 アメリカが連日の北の空気を採集をして、核実験の事実を証明しようとしているが、その物質は明かされていない。んー本当にやっているのだろうか。でも放射性物質は検出されているみたいだし、やってるんだろうな。

 テレビやメディアってのは不思議だ。なんでこうも常に「上から目線」、というか、全てを包含した上で伝達しているような印象を受けるのでしょう。「我々には全てのことはわかっているんですがね、今日あそこでね、ああいうことがあったんですよ」みたいな。音楽メディアに関してもそうで、「我々には音楽っていうものがどういうものかはわかっているんですがね、最近このアーティストがこういうアルバムを出したんですよ」みたいな。
 おめえら何様だ、と。となるとこれ書いてる僕も何様だと。んー。メディアってなんなんだろう。

 昨日、今日、と九州のうちの社員の研修(泊りがけ@八幡西区)がありまして、まあその内容とかはさて置き、いろんな人がいまして。タイプで別れるもんですね、+思考や-思考、とか。
 「遊びが人生の全てではないのと同様に、仕事も人生の全てでは決して無い。」って誰の言葉だったっけ?まあいいや。

 とにかく世の中はとんでもない方向に向かっている。それは事実。狂いきってる。でしょ?政治家たちの一連の発言も狂いきってて、まるで夢の中の嘘のように響く。テレビばっかで「上から」眺めるんじゃなく、それは実際に起きていること。オノ・ヨーコの言葉を借りるなら、今こそ「想像力」が必要な時かも知れない。まあどうしようもないと言えばそうだけど。でも今のあべちゃん政権を作り出したのは、間違いなく我々のここ数年の傾向の結果である。

 バカ高い興行成績を上げる映画は「アクション映画」であり、レンタル屋で大量に借りられるのは「アクション映画」であり、売れる本といえば「ミステリー」であり、売れる音楽は同族意識を助長させるR○BやHI○HO○ばかりだし(日本のメジャーのどこに良質なHIPHOPが転がっている?リップぐらいだろ)、サスペンスに至ってはほぼ毎日あっているし、ワイドショーのトップは芸能人の話題と並び、「殺人事件」だったりする(そう、芸能人の話題とならんでいるのだ)。
  昔は気付かなかったけど、こういう傾向を見ると、人間ていうのはそもそもの殺戮本能というか、「誰かに死んで欲しい」本能でもあるのでは、と思わざるを得ない。
 我々が願うならそれは起こらないだろうし、望むのであれば起きてしまうのだろうと思う。さっき述べたとこの「本能」のことを思うと、最近の一連の事件は非常に不安にさせる。
 韓国では今日一日北からの爆撃を想定して、避難訓練が行われたらしい。ったく冗談じゃないぜ。
 
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by swtgrlstrvllngbd | 2006-10-17 03:01
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owen / at home with owen

 今日は昼前から家を出て小倉に繰り出し、マグカップを巡る旅に出たのだけど、ナイナイない。がっつんとクル、どっかんとクルものが、ない。なんかこう、デザインが”可愛すぎ”たり、あとサイズが大きすぎたりと、わびさびが効いてない感じ。「冷えない」thermoマグカップに至っては、どうもあの体育会系な、「ほら、俺って機能的でっせ」的なデザインが気に食わない。車輪の超細い、ロード用の自転車に乗って車道を走りまくってるタイツ姿の人を想起させる。
 まあでもこれからの季節、淹れた珈琲は冷めないことに越したことはないので、悩みどころである。
 
 何も収穫もないまま、早目に帰る。レポートがあり、課題は「それが分かれば誰だってこの業界でトップになれるぜ」的なもので、なんだかテーマが壮大であり、深遠であり、そして同時に希薄であるという、なんとも机上の空論だけならいくらでも書いてやる的なものなのだけれど、ハッタリが嫌いな僕はまだ書けないまま、こんな時間。アレ。何しててこんな時間なんだ?

 オーウェンはずっとリピートで流れてて、この季節に聴くこのアルバムは最高で、聴きながら窓の外で風に揺れてる木々を眺める時間がとにかく秀逸。多分そんなこんなでこんな時間なんだろう。
 まあ明日は授業もないし、校でゆっくりと書いてしまおう。

 10月の第1週で一段と深まりましたね、秋。この季節の節目節目をあと何回味わえるのだろうと、こないだふと思って。出来て50回くらい?とか思って。ああ、永遠じゃないんだね、とか。50回て多いんだろうか?僕にはとても少ない気がする。

 深まった秋にはね、こう買い物が進みますよね?(誰に聞いてんだ。)よってね、来月の支払いが超心配で㌃。
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by swtgrlstrvllngbd | 2006-10-10 04:39
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     at home with owen / owen

  ついに届きました、owenの新作。僕が想像し得る限り、現在手に入れることの出来る最高のアルバムの1つであります。今回も凄かった。やっぱりこの人は・・。

 最近はCDを買ってもこう、ステレオの前に正座するじゃないけど、なんつうかいろいろ環境を整えて、「よし!さあ聞こう」っていうのも徐々に減ってきて、なんならCDを買った数日後に聞いちゃうという、なんとも罰当たりな人間になってきたのだけど、このオーウェンの新作はもうね、きちんと、歌詞カードをまず拡げてね、音量大きくしてね、聴いた。

 一音目からぶっ飛んでた。ストレートにど真中。なんかこう「通じ合ってる」みたいなね、そんな錯覚を起こさせる僕の中のど真ん中の音。「この音を求めてたんだ」っていう。そして歌詞。一曲目から辛辣で厭世な歌詞。そう、そういうのを待ってたんだよ。

 なんか今までの宅録とは違ってスタジオとかに入って録音してたみたいで、いろいろ音とか増えてたけど、まあ今までチープな電子音だった場所が、いろいろな生の楽器に変わってきただけで、オーヴァープロダクションになる一歩手前くらいできちんと抑えられてて。まあでももっと音数少なくて良かったかなーって気もするけど。
 全体的な印象としては、1stのあのふわふわと空中に上がっていって、そのまま上のほうで溶けてなくなっちゃうような、あの感じが戻ってきたかなーっていう。あとね、スタジオのせいかも知れないけど、音が拡がってる。奥にいってるっていうか。奥や横にいって戻ってきてる感じ。ヴェルヴェッツのカヴァーもすごくよかった。

 オーウェンを知ることが出来て、ホント良かったと思ってる。このアルバム聴いて心底思った。まるで深い秋のある日曜日の午後3時の木漏れ日のような音たち。どらの言葉を借りるなら「声の先まで完璧」なアルバム。

 ハルキ曰く、良い音楽はまた別の良い音楽を生み、悪い音楽はまた別の悪い音楽を生む。その良い音楽の連鎖の末にこのオーウェンがいる。この歳になるとその連鎖による広がりが大きくなり、僕らはその差をどうしても埋められなくなってくる。でもね、まあいいさ、とか思う。僕にはこのアルバムに出会えたことの感謝がどうしようもなく大きい。

 この文章はいささか偏っていることは分かっているし、このアルバムは万人が良いと思うに違いない、と思うほどもう子供でもない。でもそういう魔法を信じたい気持ちはないと言えば嘘になるし、10年前の僕ならぶん殴ってでもこのアルバムをいろんな人に買わせただろうとか思う。

 
 そしてそんな秋の休日は映画の日だ。僕はフラガールを見に行った。んでこれだけは言わせて欲しい。少しでも見ようかなあ、なんて思ってる人はゼッッッッタイに見たほうがいい。それも映画館で!ダンスの迫力が凄まじいし、何より蒼井優の怪物っぷりが・・。

 超満員の映画館で見て、隣に人とかいて涙拭くのとか恥ずかしかったので、涙垂れ流し状態。もうね、ゼッタイ見に行けこのやろー。
 ※あまりに蒼井優がよかったので僕は帰りにタワレ○で「亀は意外と速く泳ぐ」のDVDを購入してしまいました。僕は最近レンタルするよりも買ってしまう傾向にあり。
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by swtgrlstrvllngbd | 2006-10-02 05:08