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テンション上がります(くたばっちまえ)

 アメリカでね、やりましたね、民主党。上院、下院ともに勝利ーーー!!!!!
 
 今頃イラク戦争は間違っていたと気付く市民もどうかと思いますが、どうせこうなるなら2年前の大統領選のときに気付いとけよ!とも思いますが、まあ気付いたという事実が大事ですね。
 選挙直前にフセインも死刑にし、今回の中間選挙で焦りに焦っていた共和党ブッシュですが、大敗したついでに退廃しとけ、みたいな。
 つうかフセイン死刑もアメリカ介入しまくりで、フセインの弁護士とか、フセインを擁護する発言をした者らは暗殺され、裁判の様子も米国で放送はされるも、検閲が入り、政府が許可した場面しか放送しないという徹底ぶりで。裁判官も次々と変えられ(公平すぎるという理由で)、弁護側の証人はカーテンの奥で、音声を変えられた状態でしゃべってた(はあ、あほあほあほあほあほあほあほう)。最後の裁判官は、なんとイラン逃亡中の有名な詐欺師&殺人犯だったらしい(・・・)。自分の中間選挙のためなら人の命なんて軽く消してしまい、ふざけた茶番を白昼堂々とこなしてしまう悪の中の悪、阿呆中の阿呆ですが、敗北ってことで僕のテンションは上がります。なんせ「イラク戦争は続行」の一点張りで、それが否定されたわけだから、もう気持ちがよくない訳が無い。

 あとね、ここ数年気になっていたのが、戦争映画の多さで。あまり見たこと無いから何とも言えないけど、やはりああいうのって途中でいろいろ死んでいくんだけど、最後には主人公クラスの人たちは恋人や家族との再会とかで、なんだかんだでハッピーエンドである、と。
 そして現実の世界で戦争がいざ始まっても、やはり国民はそういう映画に見慣れているわけで、「現実で戦争は起きているけれど、結局はハッピーエンドが待っているのでは??」みたいな感覚に勝手に包まれておるのではないか、と。
 しかし国民は気付いた。3年経ってようやく気付いた。「どこにもハッピーエンドなんてないじゃないか!」、と。
 あの一連の(ってか今も多いけど)戦争映画ってのは米政府の陰謀ではないかと。「僕たち戦争好きだから、いつか始めちゃうかもだけど、でも結局はハッピーエンドだから別に何も疑問に思わないでねぇ」と思わす作戦というか。


 狂った阿呆による世界統一の夢も自らの国民がノーと言ったことにより、勢いも激減。民主党は「反イラク戦争」で勝利したのだから、これは見事そのまま「反ブッシュ」に繋がるのである。
 結構デカいと思うんだけど。なんかいろいろ好転するといいんだけどね。この勢いで京都議定書を締結しろ、アメリカ。
by swtgrlstrvllngbd | 2006-11-10 04:13